こんにちは、新百合ヶ丘のパーソナルジム Be-Proudです。
「食後にどうしても眠くなる」
「甘いものを控えているのに太る」
「夜になると空腹感が止まらない」
そんな悩みの背景にあるのが、血糖値スパイク(血糖値の急上昇と急降下)です。
この現象は、体脂肪の蓄積や強い眠気、食欲の暴走など、日常の不調と深く関係しています。
この記事では、血糖値スパイクが起こる仕組みと、食物繊維・代替甘味料を活用した現実的な対策を、運動生理学・栄養学の観点からわかりやすく解説します。
「我慢」ではなく「選び方」で変わる、太りにくく眠くならない食生活を一緒に見ていきましょう。
この記事でわかること
- 血糖値スパイクが起こる原因と眠気・空腹感との関係
- 血糖値を安定させる5つの基本対策
- 難消化性デキストリンとイヌリンの正しい使い分け
- 甘いものを我慢せずに血糖値を上げにくくする方法
- 食後の眠気を減らす食べ方と生活習慣のポイント
血糖値スパイクとは?眠気や太りやすさの根本原因

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急激に下がる現象のことです。
白米・パン・甘いお菓子など、糖質が多い食事を一気に摂ると起こりやすくなります。
急上昇した血糖値を下げるため、体はインスリンを大量に分泌します。
インスリンは血中の糖を筋肉や肝臓に運びますが、余った糖は脂肪として蓄えられやすくなります。
この状態が繰り返されると、脂肪が増えやすい体質に変わり、体重が落ちにくくなります。
さらに、インスリンが過剰に分泌された反動で血糖値が急降下すると、脳は「エネルギーが足りない」と判断して眠気や強い食欲を引き起こします。
「昼食後の眠気」や「急な空腹感」は、実はこの低血糖反応が原因のことも多いのです。
血糖値スパイクを防ぐ5つの基本戦略

血糖値を安定させるには、食事内容よりも「食べ方」と「日常習慣」が重要です。
今日から始められる5つの対策を紹介します。
1. 野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べる
最初に食物繊維をとることで、糖の吸収スピードが緩やかになります。
「ベジファースト」は手軽で効果的な方法。外食時も意識しやすいポイントです。
2. よく噛んで、ゆっくり食べる
早食いは血糖値の急上昇を招きやすくなります。
一口につき20〜30回程度噛むだけでも、食後の血糖変化が穏やかになります。
3. 食後に軽く体を動かす
筋肉は糖を取り込む重要な“受け皿”です。
食後10〜15分のウォーキングだけでも、血糖値の上昇を抑える効果があります。
4. 間食は「質」でコントロールする
甘いお菓子やパンの代わりに、ナッツ・チーズ・ゆで卵・無糖ヨーグルトなど、低GIでたんぱく質や脂質を含む食品を選びましょう。
5. 睡眠とストレスの管理も重要
睡眠不足やストレスは、血糖値を上げるホルモン(コルチゾールなど)を増やします。
しっかり休み、心身を落ち着かせることも血糖コントロールの一部です。
難消化性デキストリンとイヌリンの違いを科学的に解説

血糖値対策に役立つ食物繊維の代表が「難消化性デキストリン」と「イヌリン」です。
どちらも水溶性食物繊維に分類されますが、作用の仕組みが異なります。
| 成分名 | タイプ | 主な働き | 向いている目的 |
|---|---|---|---|
| 難消化性デキストリン | 即効型 | 食後の糖・脂肪吸収を抑える | 食後の血糖上昇を抑えたい人 |
| イヌリン | 持続型 | 腸内環境を改善し、インスリン感受性を高める | 眠気・体質・代謝を根本から整えたい人 |
難消化性デキストリン:即効性のある“その場対策”
摂取直後から糖や脂質の吸収をゆるやかにし、食後の血糖上昇を抑えます。
無味無臭で飲み物に混ぜやすく、トクホ食品にも多く使われています。
「今この食事の血糖値を上げたくない」ときに最適です。
イヌリン:血糖変動しにくい体を育てる“持続型”
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善するプレバイオティクスとして機能します。
これによりインスリンの効きが良くなり、血糖値が安定しやすくなることが報告されています。
さらに、慢性的な炎症や脂質バランスの乱れを防ぐ効果もあり、女性の美容・代謝サポートにも注目されています。
難消化性デキストリンが“今すぐ雨をしのぐ傘”なら、イヌリンは“雨の降りにくい空をつくる”存在です。
短期と長期の両面から使い分けることで、より安定した血糖コントロールが可能になります。
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眠くならない・太らないための食物繊維活用術
血糖値スパイク対策の鍵は「水溶性食物繊維の量と質」にあります。
水溶性食物繊維は、水に溶けて粘性を持ち、糖の吸収スピードを緩める働きをします。
日本人の食物繊維摂取量は1日平均15g前後と、推奨量(18〜20g)を下回っています。
野菜や海藻、きのこ類を意識的に増やすだけでも、眠気やだるさの軽減に役立ちます。
食物繊維を多く含むおすすめ食品
- 海藻類(わかめ、もずく、昆布など)
- きのこ類(しめじ、まいたけ、エノキ)
- 根菜類(ごぼう、大根、にんじん)
- 発酵食品(納豆、なめこなど)
味噌汁やスープに加えるだけでも摂取量を増やしやすく、継続しやすい方法です。
甘いものを我慢しない!血糖値を上げにくい代替甘味料

「甘いもの=悪」と思われがちですが、選び方を変えるだけで血糖値への影響を最小限にできます。
おすすめは、エリスリトールやラカント(羅漢果エキス+エリスリトール)といった天然由来の糖アルコール系甘味料です。
糖アルコールの特徴
- 血糖値・インスリン反応がほぼない
- カロリーゼロ〜ほぼゼロ
- 加熱に強く、料理やお菓子づくりにも使用可
- 一度に大量摂取するとお腹がゆるくなる場合あり
選び方のポイント
- 成分表示に「エリスリトール」「ラカント」など天然由来表記がある
- 「マルトデキストリン」「果糖ぶどう糖液糖」が含まれていない
- 「GI値ゼロ」「血糖値に影響しない」などの記載を確認
人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)は低GIではありますが、味覚の満足感が得られにくく、過食につながる場合もあります。
自然に近い甘味料を少量使う方が、心理的にも長続きしやすいでしょう。
まとめ|血糖値をコントロールして「眠くならない毎日」へ
血糖値スパイクは、太りやすさ・眠気・集中力低下といった悩みの根底にある要因です。
しかし、食べ方や成分の選び方を少し変えるだけで、体の反応は驚くほど変わります。
- ベジファーストや咀嚼の工夫で血糖上昇を緩やかに
- 食後の軽い運動で糖を効率的にエネルギーへ
- 食物繊維(イヌリン・難消化性デキストリン)で吸収速度を調整
- 天然由来の甘味料を活用して「甘さ」と上手に付き合う
特に、イヌリンは腸内環境を改善し、血糖変動を起こしにくい体づくりに貢献します。
一方で、難消化性デキストリンは食後の血糖急上昇を抑える“即効型”。
目的に応じて使い分けることで、眠気や空腹感に振り回されない一日を過ごせるようになります。
もし「食べ方を変えても体調が安定しない」と感じる場合は、睡眠・ストレス・運動習慣も含めて見直してみましょう。
血糖値の安定は、単なる食事管理ではなく、“日常のリズム全体を整えること”で実現します。
Be-Proudでは、運動・栄養・生活習慣を総合的に見直すサポートを行っています。
「食後の眠気をなくしたい」「効率的に体脂肪を減らしたい」──そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。



