こんにちは、新百合ヶ丘のパーソナルジム Be-Proudです。
仕事でクタクタに疲れた夜、なんとなく寄ったコンビニで甘いスイーツやお菓子を手に取ってしまう。
「ダイエット中なのに」「我慢しなきゃ」と思いながらも、気づいたら袋は空っぽ。
そしてやってくるのは、「また食べてしまった……」という自己嫌悪と焦り。
そんなループ、あなたにも心当たりはありませんか?
実はこの「ストレスでつい食べてしまう」行動には、意思や根性ではどうにもできない“体の仕組み”が深く関わっています。
脳やホルモン、自律神経の働きによって、あなたの食欲は“自動的に”引き出されているのです。
この記事では、そんなストレス食いの正体を、パーソナルトレーナーの専門視点から科学的にわかりやすく解説していきます。
- なぜストレスを感じると食べたくなるのか?
- どうすれば自己嫌悪やイライラのループから抜け出せるのか?
- すぐに取り入れられる実践的な対処法とは?
「またやってしまった…」と自分を責めてきた方へ。
本当の原因を知ることで、あなたは変われます。
なぜストレスで「食べたくなる」のか?

ホルモン(コルチゾール)が引き起こす食欲暴走
強いストレスを受けると、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
これは人間が危機的状況に備えるために必要なもので、血糖値を上げてエネルギーを確保する働きを持っています。
しかし、現代のストレスは“敵と戦う”ような一時的なものではなく、仕事・人間関係・将来不安など、慢性的なものが多いですよね。
するとこのコルチゾールの分泌が続き、次第に体内のバランスが崩れてしまうのです。
特に問題となるのは、糖質や脂質を強く欲するようになること。
コルチゾールは脳に「すぐに使えるエネルギーを摂れ」と指令を出すため、甘いものや揚げ物などに手が伸びやすくなります。
さらにコルチゾールには、脂肪をため込みやすくする作用もあります。血糖値の乱高下を引き起こし、内臓脂肪が蓄積されやすくなります。
加えて、筋肉の分解を促す作用もあるため、代謝が低下し、太りやすく痩せにくい体質ができてしまうのです。
つまり、ただでさえストレスで疲弊している状態なのに、ホルモンの影響で“太りやすい土壌”まで整ってしまっているということ。
「どうしてもやめられない」のは、意志が弱いのではなく、身体がそう指令を出しているからなのです。
自律神経の乱れが「空腹じゃないのに食べる」状態をつくる
ストレスが続くと、ホルモンだけでなく自律神経のバランスも乱れがちになります。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、本来は状況に応じてバランス良く働くもの。
しかし緊張や不安、焦りが続くと交感神経が優位なままとなり、副交感神経にうまく切り替わらなくなります。
この切り替えの不全が、胃腸の働きや血糖コントロールを乱し、満腹感の感知や食欲の抑制が難しくなる要因となります。
その結果、「お腹は空いていないのに食べたくなる」「口が寂しくて間食してしまう」といった状態に陥るのです。
これは心理的なクセではなく、神経系が乱れたことによる“無意識の行動”と捉えるべき現象です。
また、ストレスが強いとビタミンB群やマグネシウムなどの消耗も激しくなり、ホルモンや神経伝達物質の合成にも悪影響が出ます。
このような栄養不足もまた、食欲や気分の乱れを加速させる要因になっています。

この2つの仕組みが組み合わさることで、ストレス=食べすぎというパターンが強化されていきます。

「またやってしまった…」が失敗の連鎖を生む

自己嫌悪→ストレス→過食の悪循環
甘いものやジャンクフードを食べてしまった後、「またやってしまった…」「なんで私はこんなにダメなんだろう」と自己嫌悪に陥る方は少なくありません。
しかしその気持ちは、新たなストレスを生み出す原因にもなっています。
人間の脳はストレスを感じると、それを和らげようとして「快楽」を得られる行動をとろうとします。食べ物、特に糖質や脂質の多いものは、セロトニンやドーパミンなどの“幸せホルモン”を一時的に増やしてくれるため、手っ取り早く心を落ち着かせる手段として選ばれやすいのです。
つまり、「ストレスで食べる」→「自己嫌悪になる」→「その気分を紛らわすためにまた食べる」という、負のループができあがってしまうのです。
さらに厄介なのは、こうした状態が長引くと、自律的なコントロール能力が下がっていくということ。
一度このループが習慣化すると、「気づいたら手が伸びていた」「空腹じゃないのに食べていた」といった行動が、本人の意志と関係なく繰り返されてしまいます。
この悪循環を断ち切るには、「食べてしまったこと」を責めるのではなく、整える視点を持つことが大切です。
「完璧にやらなきゃ」が続けられない原因に
ダイエットや習慣改善をするとき、多くの人が「ちゃんとやらなきゃ」「毎日続けなきゃ」と思いがちです。
ですが、この完璧主義的な考え方こそが、継続を妨げる最大の落とし穴でもあります。
なぜなら、人間は誰でも疲れたり、体調が悪かったり、やる気が出ない日があります。
そんな日にも「今日はできなかった=失敗」と捉えてしまうと、心が折れやすくなり、次第に「どうせ続かない」「私には無理」という思考に切り替わってしまうからです。
継続に必要なのは、「完璧を目指すこと」ではなく、“リセットできる仕組み”を持っておくことです。
たとえば、食べすぎた翌日は朝に軽く散歩するだけ。夜に深呼吸を3回だけ。
こうした小さな行動が積み重なることで、自己肯定感とモチベーションは自然と回復していきます。
大切なのは、「やめる勇気」ではなく、戻ってこれる習慣設計です。

続けられなかった自分を責めなくて大丈夫です。むしろ、またやり直せたことこそが“成功”です。

今日からできるストレスマネジメント5選

ストレスによる過食を根本から改善するには、心と体のバランスを整える習慣が欠かせません。
ここでは、誰でも今日から始められる5つの具体的な対処法をご紹介します。
1. 朝の深呼吸で神経をリセットする
朝起きたら、窓辺や玄関先でゆっくりと深呼吸を3回行ってみてください。
目安は「3秒吸って、6秒かけて吐く」を1セット。
この呼吸法は、自律神経のうち「副交感神経」を優位にする働きがあり、睡眠中に乱れた自律神経を整える助けになります。
「今日も食べすぎたくない」と思ったときほど、呼吸からリズムを整える意識が重要です。
2. 「やめる」より「置き換える」ストレス対策フード
「甘いものが食べたい」「口が寂しい」と感じたときに、ただ我慢するのは逆効果です。
代わりに、満足感を得ながら過剰なカロリーや血糖スパイクを避けられる食品を常備しておきましょう。
おすすめの置き換えリスト:
- コーヒーの代わりに:ハーブティー、麦茶、ルイボスティー
- 甘いお菓子の代わりに:素焼きナッツ、無添加ドライフルーツ、プロテインバー(低GI)
- 満腹感が欲しいとき:ゆで卵、おから蒸しパン、野菜スティック
選択肢があるだけで、「とりあえずコンビニに行く」頻度も自然と減っていきます。
3. 軽い運動でストレスホルモンを消費する
「ストレスが溜まったときこそ、軽く動く」ことは、脳と体の両方に効果があります。
ウォーキングや軽いストレッチなどの運動には、セロトニンやエンドルフィンの分泌を促す働きがあります。
これらのホルモンは「心の安定剤」とも呼ばれ、過食の引き金となる情緒の揺れを落ち着けてくれます。
5分だけでもいいので、空を見上げながら歩く時間を取ってみてください。
「考えすぎ」が一度、リセットされます。
4. “何もしない時間”をあえてつくる
現代人は、常に「何かを考えながら」過ごしていると言われています。
仕事、SNS、家事、育児…。情報も刺激も、終わりがありません。
そんな中で、あえて“ぼーっとする時間”を意識的に確保することが、自律神経を整える鍵になります。
数分でいいのです。
- 空を見上げる
- 音楽を流して目を閉じる
- 植物に水をあげる
- 湯船にただ浸かる
こうした行動が、脳のオーバーヒートを防ぎ、衝動的な食欲にブレーキをかける助けになります。
5. 寝る前1時間はスマホを手放す
夜の過食・イライラ・不眠に悩んでいる方は、“スマホ断食”の時間を作ることが効果的です。
寝る直前までスマホを見ると、脳は情報で活性化され、自律神経が交感神経優位になったまま眠りにつくことになります。
結果的に、睡眠の質が下がり、翌日以降のホルモンバランスにも悪影響が出てしまいます。
夜はなるべく照明を落とし、代わりにストレッチや軽い読書など“静かな習慣”を取り入れると、睡眠の質が上がり、翌朝の「衝動食欲」も和らぎやすくなります。


Be-Proudがあなたを「一人にしない」理由

「また食べてしまった」「うまくいかない」
そんな時こそ、自分に厳しくするのではなく、整え直せる“土台”があることが大切だと私たちは考えています。
ストレスや食欲の乱れに対して、強い意志や根性論ではなく、体と心の仕組みからアプローチすること。 そして、無理な制限を強いるのではなく、健康的な選択肢を増やしていくこと。
Be-Proudでは、そんな視点を大切にしながら、あなたの運動習慣や食生活をサポートしています。
誰かに話すことで気持ちが整理できたり、ちょっとした行動が自信に繋がったり。 私たちは、あなたがその“始まりの一歩”を自然な形で踏み出せるよう、そっと支える存在でありたいと思っています。
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まとめ|“食べてしまう”のは、あなただけのせいじゃない
「痩せたいのに、また食べてしまった」
そんな繰り返しに、疲れてしまうこともありますよね。
でもその背景には、ホルモンや自律神経の働きといった、自分の意志ではコントロールしにくい身体の反応があることを、今日はお伝えしてきました。
無理な我慢や根性に頼らず、「仕組みを理解し、整える」ことで、
ストレスによる衝動や悪循環から、少しずつ抜け出していくことは可能です。
「またやってしまった」と思った日も、それは“失敗”ではありません。
エジソンの言葉を借りれば、「うまくいかない方法をひとつ見つけただけ」かもしれません。
完璧を目指す必要はありません。
今日、深呼吸をひとつできたなら、それだけで十分“前に進んでいる”証拠です。
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