こんにちは、新百合ヶ丘のパーソナルジム Be-Proudです。
「食後、どうしようもなく眠くなってしまう…」
「頑張って間食を我慢しているのに太る」
「夜になるとお腹が空いて、空腹感が止まらない・・・」
そんな悩みを抱えていませんか?
これらの不調やつまずきの背景には、血糖値の乱高下(スパイク)が隠れている可能性があります。
血糖値が急上昇すれば、脂肪をため込みやすくなり、急降下すれば、強い空腹感や眠気を引き起こします。つまり、これらはダイエットや体づくりの成果が出にくい根本原因となっているのです。しかし、ご安心ください。
本記事では、この血糖値スパイクを防ぐための具体的かつ実践的な方法を、実際のトレーニング指導現場で行っている指導内容に基づき、「無理なく継続できる」ことを前提に分かりやすく解説します。
血糖値の急上昇を抑えるための“ある成分”や、“甘いものを我慢せずに済む選び方”についても取り上げています。
「体重が落ちにくい理由がわからない…」そんな方にこそ読んでほしい内容です。ぜひ最後までご覧ください。
血糖値スパイクとは?太りやすさ・眠気・空腹感の正体

血糖値が乱れると、なぜ太りやすくなるのか?
「そんなに食べてないのに、なぜか体脂肪が増える気がする…」
それ、もしかすると血糖値スパイクが関係しているかもしれません。
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する現象のことを指します。
白米やパン、甘いお菓子など糖質の高い食品を一気に摂取したときに起こりやすく、体にさまざまな負担をかけます。
食後に血糖値が急激に上がると、体はインスリンというホルモンを大量に分泌して対応します。
インスリンは血中の糖を筋肉などの組織に取り込む役割を担っていますが、余った糖は脂肪として蓄積されやすくなるという性質があります。
たとえるなら、インスリンは“仕分けスタッフ”のような存在。
突然、大量の荷物(糖)が届くと、まずは筋肉や肝臓に届けますが、すぐに満杯になり「とりあえず残りは倉庫(脂肪細胞)にしまっておこう」という指令を出すような流れです。
このような状態が繰り返されると脂肪を溜め込みやすい体内環境ができ、太りやすさだけでなく、血管へのダメージや老化の促進にもつながるリスクがあります。
「食後すぐに眠くなる」のは何が起きているのか
「お昼ごはんの後、急に眠くなる」「仕事に集中できない」
こうした現象の背景にも、血糖値スパイク→急降下のプロセスが隠れています。
急激に血糖値が上がると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されますが、その反動で血糖値が正常値よりも下がってしまう(=低血糖)ことがあります。
このとき、脳は「エネルギー不足」と判断し、集中力の低下や強い眠気が現れるのです。
「眠くなるのは満腹だから」ではなく、血糖値の“乱高下”が原因というケースは少なくありません。
空腹でもないのに食べたくなる理由とは?
「さっき食べたばかりなのに、もうお腹が空いた気がする…」
そんなとき、実際には“空腹ではなく血糖値の急降下”が引き金になっていることもあります。
血糖値が急激に下がると、体はエネルギー不足を感じて「もっと食べて」と信号を出します。
このときに食べるものがまた高GI食品だと、再び血糖値スパイクを引き起こす悪循環に。
このように、実際の空腹とは関係なく「食欲だけが暴走してしまう」状態が、血糖値の乱れによって生じやすくなるのです。
血糖値を安定させるには?今日からできる5つの基本対策

血糖値の乱高下を防ぐためには、「血糖値が上がりにくい食べ方・生活習慣」を取り入れることが非常に重要です。
ここでは、運動指導の現場でもよくアドバイスしている、無理なく継続できる5つの基本対策を紹介します。どれも特別な準備をしなくても、今日から実践できるものばかりです。
食事順の工夫(野菜→たんぱく質→炭水化物)
食べる順番を少し変えるだけで、血糖値の上がり方は大きく変わります。
具体的には、「野菜(食物繊維)→たんぱく質→炭水化物」の順で食べるのがおすすめです。
最初に食物繊維をとることで、糖質の吸収速度がゆるやかになり、血糖値スパイクを防ぐ効果が期待できます。
これは「ベジファースト」とも呼ばれ、特に外食や忙しい食事のときでも実践しやすい方法です。
よく噛む・ゆっくり食べるだけでも効果あり
早食いは血糖値の急上昇を招きやすくなります。
これは、咀嚼が不十分だと消化吸収が早まり、血中に糖が一気に放出されるためです。
逆に、一口を20〜30回程度よく噛んで食べることで、血糖値の上昇は緩やかになりやすくなります。
満腹中枢が働くタイミングも早くなり、食べすぎ防止にもつながります。
「一口で箸を置く」など、自分なりのペースづくりから始めてみましょう。
食後の軽い運動がインスリン感受性を高める
食後すぐの軽いウォーキングやストレッチは、血糖値対策として非常に効果的です。
筋肉は“糖を取り込む場所”でもあるため、食後に体を動かすことで血中の糖を効率よくエネルギーとして消費できます。
これはインスリンの働きを助け、血糖値の上昇を抑えるのに役立ちます。
「食後10〜15分の散歩」「その場で足踏み」など、軽く体を動かすだけでも十分です。
間食を“質”でコントロールする工夫
お腹が空いたとき、つい甘いものやパンに手が伸びがちですが、間食の“質”を見直すだけでも血糖値コントロールに効果があります。
おすすめは、血糖値が上がりにくい低GI食品や、たんぱく質・脂質を含むものです。
たとえば:
- 素焼きナッツやチーズ
- ゆで卵や無糖ヨーグルト
- 低糖質のプロテインバー など
「何を食べるか」が変わるだけで、血糖値の乱高下はかなり穏やかになります。
睡眠不足やストレスが血糖値に与える影響
実は、生活習慣の乱れも血糖値に大きく関係しています。
とくに睡眠不足やストレスは、血糖値を上げやすくするホルモン(コルチゾールなど)を増加させ、インスリンの働きを鈍らせてしまうことが分かっています。
その結果、同じ食事をしても血糖値が上がりやすくなり、空腹感やだるさ、脂肪の蓄積にもつながるリスクがあります。
食事や運動だけでなく、「よく眠る・リラックスする」ことも、血糖値対策の大切な要素のひとつです。



血糖値コントロールに役立つ「食物繊維」のチカラ

血糖値スパイクを防ぐ上で、もっとも頼れる味方のひとつが「食物繊維」です。
とくに注目すべきは、水に溶けて粘性を持つ「水溶性食物繊維」。この成分を日常に取り入れることで、血糖値の急上昇や空腹感の暴走を防ぐ効果が期待できます。
ここでは、イヌリンや難消化性デキストリンなどの代表成分とその仕組み、食材や摂取のコツまで、実践しやすく解説していきます。
水溶性食物繊維とは?血糖値を緩やかにする仕組み
水溶性食物繊維は、摂取後に水分を含んで膨らみ、胃の中でジェル状の膜を形成します。
これにより、糖質の消化・吸収がゆるやかになり、血糖値の急上昇=スパイクを防ぐ効果が生まれます。
また、この“粘性”が小腸での糖吸収速度を抑えるだけでなく、インスリンの分泌を穏やかにする効果もあるとされ、空腹感の急激な再発も防ぎやすくなります。
つまり、同じ食事をしても、水溶性食物繊維を一緒に摂るだけで、血糖値のカーブが大きく変わるというわけです。
イヌリン・難消化性デキストリンの作用
血糖値対策において、注目されているのが「水溶性食物繊維」。
水に溶けることで腸内でゲル状になり、糖や脂質の吸収をゆるやかにする働きがあります。
とくに人気なのが、難消化性デキストリンとイヌリンという2つの成分。それぞれに得意分野があり、目的に応じて使い分けることが大切です。
✅ 難消化性デキストリン:その場の血糖値上昇を抑える「即効型」
- 食事に含まれる糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きがあり、摂取直後から作用
- 無味無臭で使いやすく、トクホや機能性表示食品でも多く使われている
- 「今この食事で血糖値を上げたくない」という“食後対策”にぴったり
✅ イヌリン:血糖が乱れにくい“体質”を育てる「整える型」
- インスリンの効きがよくなる(感受性改善)
- 空腹時血糖の安定
- 代謝や脂質バランスの調整
- 慢性炎症の軽減による代謝サポート
イヌリンは腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるプレバイオティクスとして機能します。
この腸内環境の改善は、次のような“血糖値が安定しやすい体づくり”に繋がるのです。
つまり、イヌリンは「未来の血糖コントロール」につながる成分。便通改善や肌トラブル軽減など、女性に嬉しい副次効果も期待されます。

例えるなら…
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🔍 目的別の選び方まとめ
あなたの目的 | 選ぶべき成分 | 主なメリット |
---|---|---|
食後の血糖値スパイクを抑えたい | 難消化性デキストリン | 即効性があり、日常的に使いやすい |
腸内環境を整えたい、根本から改善したい | イヌリン | インスリン感受性改善・体質改善が期待できる |
両方気になる・本気で整えたい | 併用(朝と夜で分けるなど) | 即効+長期の相乗効果を狙える |
食物繊維を無理なく摂るコツとおすすめ食品
「食物繊維をしっかり摂りましょう」と言われても、何をどれくらい食べれば良いのか分からない方も多いはず。
ここでは、日常の食事に無理なく取り入れやすい食品とポイントを紹介します。
✅ 食物繊維を多く含むおすすめ食材
- 海藻類(わかめ、もずく、昆布など)
- きのこ類(しめじ、エノキ、まいたけ)
- 根菜類(ごぼう、大根、にんじん)
- 発酵食品(納豆、なめこなどの“ぬめり系”)
これらを味噌汁・和え物・煮物・スープなどで毎日少しずつ取り入れるだけでも効果的です。
甘いものを我慢しない!代替糖で血糖値対策する方法

血糖値の急上昇を防ぐには、「甘いものを控えるしかない」と思っていませんか?
でも実は、“血糖値に影響しない甘味料”を上手に取り入れることで、甘さを楽しみながら血糖コントロールを行うことができます。
特に注目したいのが、エリスリトールやラカントなどの糖アルコール系の天然由来甘味料です。
ここではその働きと選び方、安全性の違いまで、詳しく解説していきます。
「糖アルコール」とは?エリスリトール・ラカントの特徴と血糖値への影響
「糖アルコール」とは、ブドウ糖などを発酵・還元処理した、“糖とアルコールの中間的な構造”を持つ天然甘味成分の一種です。
砂糖と似た甘さを持ちながら、体内でほとんど代謝されないものが多く、血糖値を上げにくいのが特長です。
代表的なのが、以下の2つ:
エリスリトール
- ブドウや果物、発酵食品に自然に含まれる成分
- 吸収されてもエネルギーとして利用されず、尿から排出
- 血糖値・インスリンへの影響なし/カロリーほぼゼロ
- 加熱にも強く、料理・お菓子作りに使いやすい
ラカント
- エリスリトールをベースに、ウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」エキスを加えた自然派甘味料
- 羅漢果の強い甘みを活かしつつ、砂糖と同じ甘さ(1:1)で計量しやすい
- 粉末、液体、シロップタイプなど幅広く展開
どちらも自然由来の原料から作られており、血糖値スパイクのリスクを抑えながら、満足感のある甘さを楽しめるのが魅力です。
代替甘味料の選び方と人工甘味料との違い
市販の「カロリーゼロ」や「糖質オフ」商品には、人工甘味料や高GI成分が含まれていることもあるため、選ぶときには以下のポイントをチェックしましょう。
✅ 選ぶときのポイント
- 成分表示に「エリスリトール」「ラカント」「天然由来」の記載がある
- マルトデキストリンやブドウ糖果糖液糖が含まれていない
- 「GI値ゼロ」「ノンカロリー」「血糖値に影響しない」旨の記載がある
- 加熱調理に使う場合は「加熱OK」の表記を確認
✅ 人工甘味料との違いと注意点
項目 | 天然由来甘味料(例:エリスリトール・ラカント) | 人工甘味料(例:アスパルテーム・スクラロース) |
---|---|---|
原料や作り方 | 果物・植物由来、発酵など | 合成化学由来 |
血糖・インスリン反応 | ほぼなし | 基本的に影響しないが個人差あり |
脳への影響 | 比較的自然、満足感を得やすい | 一部で「満足感が得られず過食に繋がる」との報告あり |
長期的な安全性 | 多くの機関で「安全」と評価/GRAS認定あり | ADI(摂取上限)が設定され、議論も存在 |
胃腸への影響 | 一度に20g以上で緩下作用あり | 種類によっては不快感を起こす場合あり |
🔍 ポイント:
天然甘味料であっても「摂りすぎればお腹がゆるくなる」などの影響はあり得ます。
あくまで“少量を習慣的に使う”という前提での安全性の高さが評価されています。

このように、「甘いものを我慢する」から「選び方を変える」へ発想を転換することで、無理なく血糖値を整える新習慣を身につけることができます。
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まとめ|“整える”から始まるダイエットと健康習慣
血糖値スパイクは、ただの数字の問題ではありません。
体脂肪の増加、空腹感の暴走、集中力の低下といった日常のつまずきが、実はその影響によって引き起こされていることは珍しくありません。
だからこそ、ダイエットや体づくりに本気で取り組みたい方にとって、血糖値の安定は「見えない土台」とも言える大切なテーマです。
本記事では、そんな血糖値の乱高下を防ぐために、
- 食べる順番や咀嚼ペースの工夫
- 食後の軽い運動
- 水溶性食物繊維の活用(イヌリン・難消化性デキストリンなど)
- 血糖値に影響しない代替甘味料の選び方
といった、誰でも今日から始められる実践策を紹介してきました。
特に、「血糖値が乱れにくい体質づくり」まで視野に入れるなら、腸内環境の改善やインスリン感受性の向上に働きかけるイヌリンの力も見逃せません。
一方で、「今この食事で血糖値を抑えたい」という場面には、難消化性デキストリンが頼れる選択肢となります。
大切なのは、「どちらがすごいか」ではなく、「自分にとって必要なアプローチを知ること」。
血糖値コントロールは、我慢や制限ではなく、“選び方”と“整え方”を変えるだけで大きく変わる可能性があります。
もし「なかなか痩せない」「何を食べればいいのか分からない」と感じているなら、
食事・運動・生活習慣を含めた総合的な見直しが、あなたの変化のきっかけになるかもしれません。
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